「頭を打ったあと」時間が経ってから注意すべきこと

「頭を打ったあと」時間が経ってから注意すべきこと

転んだり階段で滑ったりしてしまい、頭を打ってしまうことはしばしばありませんか?
頭を打ってしまい、病院に受診したものの入院にはならずに無事に家に帰宅することができたとき、帰宅後にはどのようなことに注意すればよいのでしょうか?

目次

「頭を打った」あと24時間以内の注意点

○生活上の注意点(入浴、飲酒など)

お酒は控えましょう。

また、頭を打ったあと12〜24時間までは運動を控え、自宅で過ごしましょう。

○再度頭を打たないように!

また、CTなどの画像検査をした上で、脳に出血などのはっきりとした異常がない場合でも、脳震盪を起こして脳がダメージを受けていることがあります。

頭を打ったあと頭痛吐き気集中できない言葉がなかなか出てこない情緒不安定記憶障害などの症状がある場合には、脳神経外科を受診しましょう。

症状が残っているときに再度、頭を打ってしまうと非常に危険な状態である「セカンドインパクト症候群」(脳震盪後遺症候群)を引き起こすことがあります。

これは致死的になります。

どのような症状が出たら再度受診すべき?

帰宅後でも、以下のような症状が出た際には病院を再度受診しましょう。

・意識の状態に変化があるとき
(意識が薄れてきたり、なくなってきたりするとき)

・頭痛が段々と強くなるとき

・吐気・嘔吐を繰り返すとき

・何かつじつまが合わないことを言ったりするとき
(いつも喜ぶものや興味を示すものに関心がなく、どこかぼんやりしているとき)

・口がもつれてきて、手足のいずれかが不自由になってくるとき

・けいれん(ひきつけ)が起こるとき

・ものが二重に見える

・その他変わったことがある時(例 発熱が継続するとき)

小さいお子様の場合は、相当強く頭を打った時でも症状が出にくいことがあります。

お子様の視線、顔色、意識喪失、麻痺、おう吐には深く注意しましょう。

元気にしていても2~3日は要注意して目を離さないようにしてください。
いつもと様子が違うと気付いた場合は躊躇なく医療機関に連絡してください。

「頭を打ったあと」に注意する病気について

○外傷後視神経損傷(がいしょうけいししんけいそんしょう)

特に眉部外側(眉毛の外の部分)を打ったときには、視神経に影響をおよぼしてしまうことがあります。

視力の低下や視野に異常が出た際(物の見え方がおかしい場合)にはすぐに眼科を受診してください。

○慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)

頭部を打った後数週間は症状がないものの、1~3ヶ月してから頭痛や嘔吐、片麻痺、けいれん、しびれ、失語(言葉がうまく話せない)、意欲の低下、認知症症状、歩行障害などが現れることがあり、注意が必要です。

年齢によって症状の出方が異なります。

子どもが頭を打ったとき確認すべきこと

頭を打ったあとは乳児や幼児は大泣きすることが多いです。

きちんと呼びかけて、眼を開けることができるかちゃんと受け答えをすることができるかの確認をします。

いつも通りの受け答えができれば、あまり心配のないことが多いです。

大泣きせずに、そのまま意識をなくしてしまう、ぐったりしてしまう、呼びかけにも全く反応しない場合、けいれんを起こしてしまった場合などはすぐに救急車を呼びましょう。

危険な頭の打ち方

頭を打ったときに特に怖いのは頭蓋内出血(頭の中の出血)で、緊急の脳外科的な治療が必要になることもあります。

一般的には頭を打った時に大きなエネルギーがかかっている場合危険です。

車の外に放り出されるような交通事故にあった場合や2歳以下の場合は90㎝以上、2歳以上の場合は150㎝以上の高さから落下した場合、ヘルメットをしていない状態で、歩行者としてまたは自転車に乗っており、乗用車やバイクに衝突した場合、衝撃の強い高速の物体によって頭部を打撲した場合です。

危険な症状は?

以下のような場合は、危険であると考えてください。
・頭を打った時の記憶がない場合

・頭を打ってから30分以上の全健忘(記憶喪失)がある場合

・頭痛がどんどんひどくなる場合

・嘔吐した(複数回吐いた、2回以上嘔吐している)場合

・手足のしびれ、片麻痺(半身に力が入らない)がある場合

・物が二重に見えてしまう場合

・けいれんが起きた場合

・意識がない、眠り込んでしまう場合

・ぼんやりしている、話が通じない、的外れのことを言う場合

・暴れ出してしまう場合

・パンダのような眼になっている場合

・耳の後ろにあざがある場合

「頭を打ったとき」のよくある疑問

○タンコブ

「タンコブがあったら大丈夫」という話がなぜか広まっていますが、都市伝説です。
タンコブがあるということは、頭を打ってしまったことには間違いないので、「タンコブがあるから大丈夫」ということには何の根拠もありません。

子どものときはむしろ、タンコブの存在に注意します。特に2歳未満の子どもでは、タンコブがあるということは頭の中の出血の危険要因になっています。

その中でも、特に側頭部のタンコブは気にすべきです。

頭の骨の硬さの順番は「1:前頭部、2:後頭部、3:頭頂部、4:側頭部」です。

人間は前を向いて歩きますので、きちんとガードできるように、前の骨が一番硬くなっています。

○めまい

頭を打ったあとの「めまい」はほとんどの場合、脳震盪のことが多いです。

これはつまり、「脳震盪になるぐらい強く打っている」ということですから、めまいがあったら受診を検討するべきです。

○頸(くび)が痛い

危険な可能性があります。

頭を打って、さらに「頸椎損傷」をしている可能性もあります。

頚椎損傷は頸椎という頸の骨がダメージを受けることで、それにより脊髄の神経が損傷すると全身麻痺になる危険性もあります。

頸の強い痛みに加え、麻痺や手足のしびれがあるときには救急車に来てもらいましょう。

絶対に頸をむやみに動かしてはいけません。

○鼻血

鼻血自体よりも「血の混じった薄い鼻水のような液体」が出ていると危険です。

髄液性鼻漏」の可能性があります。

髄液性鼻漏は「脳や脊髄のまわりの髄液」が頭を打ったことなどにより鼻に出てきてしまっている状況です。

まとめ

お子さんが転び、頭を打ってしまうことはしばしばあります。

子ども、特に乳幼児は大人と違い、症状を自分の言葉で説明することができないため、保護者が注意して見てあげなければいけません。

頭を打ったとき、心配なときは救急外来(救急科)、脳神経外科に受診をしましょう。

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