痔のQ&A

痔のQ&A

 

目次

Q1トイレで排便したら、痛みもないのに、突然出血でビックリ、これって痔でしょうか?

A1痛みを伴わない排便時の出血は、いぼ痔の可能性が高いです。
いぼ痔(痔核)には、内痔核と外痔核がありますが、これは内痔核と考えられます。
内痔核は、歯状線よりも奥の直腸粘膜にできます。
直腸粘膜は自律神経に支配されている組織のため、いぼ痔(痔核)ができても痛みを感じないからです。
このため、内痔核ができていても、多くの人が痔主さんであると気づかない為ある時突然の出血に驚き自覚します。
しかし、排便時に出血が見られたら、すべてが痔の病気とは限りません。痔以外の病気なのか、医療機関できちんと検査し、正しい病名を知ることが、何よりも大切です。
その上で、内痔核が原因の出血なら、痔が引き起こした原因を突き止め、その原因を生活習慣の改善で解消させるとともに、セルフケアの生活療法(民間療法)に取り組み、痔の完治、再発予防に取り組みましょう。

 

Q2痔でつらい思いをしていますが、恥ずかしくて、お医者さんに行く勇気がありません。

A2痔になっても、恥ずかしさのあまり、多くの人が医療機関に行くことを躊躇してしまいます。でも、自分で素人判断しないで、医療機関で検査、受診をし適切な検査、治療をして診断を受けることはとても大切です。自分で痔と決めつけないで後悔しない様に、勇気を出して一度は必ず、医療機関を受診しましょう。その上で、どんな痔の病気なのか、正しい病名を知ることができれば、お尻の悩みを解決に導くことができます。痔は、症状が軽ければ、軽い状態ほど、簡単に治すことができる病気です。

 

Q3何科にいけばいいの?

A3痔の治療は肛門科・肛門外科で行います。
近くにない場合は外科や消火器外科を受診してみて下さい。かかりつけのお医者さんに相談してみるのもいいですよ。

 

Q4痔と診断されましたが、痛みもないので、このままで大丈夫でしょうか?

A4痔と診断されているのであれば、放置してもすぐに命にかかわる怖い病気ではありません。痔は、放置したままでも、その後、乱れた生活習慣を改善すれば、自然に治る場合もあります。でも、多くの場合、その乱れた生活習慣を改善する事が出来ず、痔の症状が悪化させ日常生活に支障をきたします。そして最終的には、医療機関に入院し、外科手術をする以外に方法がなくなります。外科手術や入院には、家計の出費や入院に時間がかかり、生活への影響が大きくなります。痔は、症状が軽いほど、簡単に治すことができます。
痔と診断されたのであれば放置せずに治療し、悪化させない為にも生活習慣を見直しましょう。また生活習慣の改善が難しいのであれば、症状を自覚した場合早めに治療を受けましょう。

 

Q5女性は、妊娠、出産のときに痔になりやすいそうですが、どうしてですか?

A5女性は、妊娠すると、胎児の成長とともに肛門周囲の血管が圧迫されます。このため、肛門内の動静脈叢(そう)がうっ血して炎症を起こし、痔を発症させやすくなり、すでに痔核がある場合はさらに悪化させます。また、女性は妊娠すると、ホルモンバランスが変わり、さらに、運動不足になりがちなので普段よりも便秘症になりやすくなります。さらに、出産する際にはいきみによるうっ血でもっと痔が悪化させるのです。妊娠中は、食物繊維の多い食事を摂り、適度に運動を心掛けるなど普段よりも生活に気を付け、便秘対策を心がけることが大切です。

 

Q6テレビで宣伝している座薬をドラッグストアで買い使用していますが、あまり効果がありません。どうしてでしょうか?

A6痔に悩む多くの人がドラッグストアなどのお店で、市販薬を購入し、使用していると思います。お店では、薬剤師さんに相談され、購入する人もいると思いますが、相談するのも恥ずかしいと自分で決めて購入している人も中には居られるのではないでしょうか。
さまざまな成分が配合された痔の薬には、たくさんの種類があります。
多くの市販薬の中から、自分にとってどういうタイプの薬を使用したら良いのか分からないまま購入しても、効果を期待することは出来ません。
薬物療法は、症状の緩和などが目的で、あくまでも補助的なものですが、まず市販薬を購入する場合には、ステロイド剤の入っていない弱い薬を選んだ方が安心です。ステロイド剤を含む痔の薬は、炎症などによく効きます。
その反面、ステロイド剤を長く使用し続けると、細菌に感染しやすくなる、あるいはステ ロイド皮膚炎になるなど、薬の副作用が強く起こります。痔の薬は、10日から2週間くらい、使い続けても効果が見られない場合、使用を中止しましょう。

 

Q7痔の薬には、どんな副作用がありますか?

A7大きく分けて痔の薬には、ステロイド剤を含むタイプと、含まないものがあります。ステロイド剤は正式には副腎皮質ホルモンや、ステロイドホルモンと呼ばれ、1950年代に開発された薬で、皮膚の炎症や腫れに対し効果のある治療薬です。一方で、ステロイド剤は、強い薬の副作用を伴うため、長期間の使用には、細心の注意を払う必要があります。ステロイド剤を含む痔の塗り薬は、長期にわたり使用すると皮膚に赤みを帯びる、皮膚が薄くなる、感染症にかかりやすくなるなどの副作用が現れます。特に、ステロイド性皮膚炎にかかると、完治するのが難しくなるようです。症状が軽く、慢性タイプの痔には、ステロイド剤を含まない薬を選ぶのが適していると言えるでしょう。薬には副作用がつきものですが、ステロイド剤のように、よく効く薬剤を使用する時は強い副作用を伴いますので、注意が必要です。

 

Q8慢性的な便秘症を改善するには、どのような方法がありますか?

A8慢性的な便秘症は、痔になる大きな原因の一つです。便秘の原因となる生活習慣を断ち切らなければ、痔を治すことはできません。痔を治したとしても、また再発を繰り返す事になるので、痔の完治、あるいは痔の再発予防には便通を整えることが必要不可欠です。私たちのからだは、朝食を食べると便意が起こるようになっています。
胃の中に食べ物が入ると、大腸にある便のもとが直腸に送られ、それによって自律神経が反応し、便意を感じます。便意を我慢すると、便が直腸に溜まったまま、便からどんどん水分が吸収され、硬くなってしまいます。便通の改善には、便意を感じたらすぐにトイレに入り、忙しくても我慢しないことが大切です。次に、食事内容に十分気をつけましょう。 ダイエットなどで、朝食を抜いたり、食事の量を減らしたりしないこと、食物繊維を多く含む野菜などをたくさん食べることです。また、散歩やストレッチなど軽い運動は、腸の運動が促され、便秘の解消にとても効果的です。毎日、適度な運動を心がけましょう。
他にも、ストレス発散も便秘の解消に役立ちます。心身にストレスがたまると、自律神経が乱れ、胃腸の働きに悪影響を与えるからです。
最後に大切なことは、便秘の解消を下剤に頼らないことです。
下剤の種類によっては頼りすぎると、自然な便意が起こらなくなり、下剤なくして排便ができなくなることがあります。薬に頼らないで、便通を整えましょう。これまでの生活習慣を見直し、頑固な便秘症を断ち切れたら、痔の完治も、痔の再発予防も、難しいことではありません。

 

Q9便秘症のため、トイレの時間が長くなりますが、痔に悪いでしょうか?

A9お尻には、さまざまな負担がかかります。痔の治療で大切なのは、お尻にかける負担をできる限り減らすことです。痔にとって最悪の状態は、トイレでいきむことです。トイレの姿勢そのものが、お尻の負担になり、長時間トイレに入っていると、肛門がうっ血しやすくなるので、注意が必要です。トイレタイムは、できる限り、短いほうが理想です。
長くても3分以内にとどめ、お尻への負担を軽くしましょう。

 

Q10お医者さんから外科手術をすすめられましたが、手術後に再発するリスクはありませんか?

A10痔の治療は、生活療法が基本です。お尻をいたわる日常生活を心がけないと、痔の症状が悪化し日常生活に支障をきたします。すると、どうしても外科手術に頼らざるを得なくなります。でも、いくら痔の外科手術が進歩し、痛みもなく、安全だといっても、お尻に傷をつけることに変わりはありません。どんな痔の外科手術でも、再発なしで、100%安全とは言い切れません。痔の外科手術は、あくまでも悪化した部位を取り除く対症療法です。
痔の原因から取り除く、痔の根治療法ではありません。ですから、外科手術後も、再発、あるいは別の部位に痔ができるリスクは十分残っています。

 

Q11痔の外科手術には、どのくらいお金が必要でしょうか?

A11痔の入院治療には、手術代のほかに、薬代、注射代、検査代差額ベッド代、食費代など、入院に付随した経費が必要です。手術代など保険適用対象には、高額療養費制度があります。高額療養費制度とは、1か月あたりの自己負担額を超えると、超えた部分は、健康保険から払い戻しが受けられる制度です。基準限度額は所得などにより変わるので各種健康保険組合にお問い合わせください。

 

Q12仕事をしていますが、痔の外科手術にどれくらいの日数が必要でしょうか?

A12痔の外科手術で入院すると、長期にわたり会社を休み、職場の仲間にも迷惑をかけます。痔の外科手術には、日帰り手術もありますが、手術後しばらくの間自宅療養が必要になることもあります。一般的に、痔の外科手術には、軽い症状の場合、1~2日ですが、本格的な手術の場合では約1~2週間程度必要になります。また、肛門の手術は常に便で汚染されるため傷の治りが悪く、炎症を伴う事があります。痛みと出血をしやすいことから退院後も2週間くらいは安静を保つのが良いでしょう。肛門の傷は手術の種類によって期間は変わりますが完治するまでに4週間から6週間とかかるので、痔の外科手術を受けるかどうかは、最終的には本人の判断となりますが、手術となる前に早めに治療をする方が良いでしょう。

 

Q13痔によく似た症状に大腸がんがあるそうですが、見分け方はありますか?

A13痔と大腸がん、直腸がんは、肛門からの出血、血便というよく似た症状があります。
このため、痔と思い込んでしまい、大腸がんの発見が遅れてしまうことが実際あります。
痔なのか、大腸がん、直腸がんなのか、素人では判断できません。でも、排便後は、じっくり自分の便を観察しましょう。排便後も、残便感がありスッキリしない、下痢と便秘を繰り返す、出血だけでなく粘液も出る、便が細くなるなどの場合、大腸がんや直腸がんの可能性が非常に高いです。このような場合は、早急に医療機関で大腸がん検査を受けましょう。
大腸がん検査の基本は、便に血液が混じっていないかを調べる検便です。
便潜血反応検査と呼ばれます。しかし、検査をする前にすでに出血の自覚もしくは診察時に出血の確認が見られれば、大腸内視鏡検査が行われます。大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡を挿入し、大腸全域をカメラで観察します。一方、直腸がん検査は、指診で簡単に検査することができます。大腸がん、直腸がんは、何よりも早期発見、早期治療が大切です。

 

Q14痔の治療は、生活療法が基本ということですが、生活療法って、何ですか?

A14痔治療の基本は、薬剤療法でも、外科手術でもありません。痔の治療は、生活習慣の改善が中心です。生活療法とは、保存療法ともいわれますが、日常生活から痔を引き起こす原因をなくすことです。生活療法のポイントは、第一に食生活などの日常生活を見直し、便通を整えること、次に、お尻の清潔を心がけること、そして、お尻にかかる負担を減らすことです。生活療法で大切なことは、痔になった原因を探すことです。そして、原因に気付いたら、その原因を日常生活から取り除くことです。

 

Q15痔の再発予防には、どんな方法がありますか?

A15痔は、手術したからといって、乱れた生活に戻れば、また痔になってしまいます。日頃から、お尻に負担をかけないよう心がけることが、痔の再発予防につながります。痔の再発予防には、何よりも、慢性的な便秘や下痢にならないように、便通を整え、お尻に負担をかけないことです。それから、肛門は、排便のたびに汚れます。温水洗浄器があるトイレの場合、お尻が清潔になるほかに、お湯で温められ、肛門周囲の血行もよくなり、痔の再発予防に効果的です。そのほかに、お尻にかける負担を減らすことです。トイレでいきむと、お尻によくありません。排便時にいきむのは、最小限にとどめましょう。さらに、お尻を冷やさないこと、長時間で同じ姿勢を続けないようにすることも、痔の再発予防にとても大切です。

善通寺・丸亀 ”かかりつけ病院”といえば「ふじた医院」
医師:藤田博崇
時間:8:30~18:00(土曜日営業、木曜日は13:00まで営業、日祝日休診)
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住所:香川県善通寺市上吉田町4-5-1
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