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大腸憩室ってどんな病気? 大腸憩室の原因・症状・治療法まとめ

大腸の壁に風船のような膨らみができてしまう大腸憩室は炎症を起こしたり様々なトラブルの原因になると言われています。
大腸憩室は消化管憩室の中でも特に頻度が高く、トラブルを多発してしまいます。
大腸憩室について一度詳しくご紹介します。

目次

 

大腸憩室は大腸の壁に風船のような膨らみ

大腸というのは人間の消化管の中でも最後の方にある臓器で、小腸とつながる盲腸から始まり、上行結腸・横行結腸・下降結腸・S状結腸までに至る長い消化管です。
S状結腸から先は直腸に繋がり、大腸全体は小腸から受け取った便の水分を吸収して便を固く固まらせる働きがあります。
この大腸の壁に風船のような膨らみができてしまうのが大腸憩室です。
憩室は生まれつきの原因でできるものと生まれた後の後天的な原因でできるものがあり、大腸憩室はこの後天的な原因でできるものが大半です。

大腸に膨らみができてしまうとやがて炎症を引き起こしたり、憩室から出血を起こしてしまい、症状が悪化すると生活にも様々な支障をきたしてしまいます。
大腸憩室の部分は壁が薄くなってしまっているので、一度憩室ができてしまうと元には戻りません。
外科的な治療が必要になることもあるので、しっかりと注意しなければならない疾患の一つなのです。

大腸憩室の原因は2種類

大腸憩室の主な原因は大腸の周囲の組織の炎症と、大腸の内部の圧力の上昇です。
お腹の内部の大腸に隣接している臓器は数多くあり、この大腸に隣接している臓器や腹膜というお腹の内側を覆っている膜に炎症が起こることで大腸と腹膜や他の臓器の間に癒着が起こってしまいます。
このような癒着が起こることで大腸が普段と異なる方向に牽引されてしまい、大腸の一部が風船のように伸びて膨らんでしまうのです。

もう一つの憩室の原因として知られている大腸の圧力の上昇は排便のたびに起こるので、実は誰でも憩室ができてしまう可能性があります。
大腸には表面の粘膜を栄養するために血管が通じていて、この血管が大腸の筋肉を貫いている部分は圧力に弱く憩室ができやすくなっています。
大腸憩室は大腸の中でも特に上行結腸と下行結腸とS状結腸に多くできるので、左右の下腹部に痛みを感じた時には注意しましょう。

大腸憩室の症状と治療法

大腸憩室は実は大半の場合大きな症状が現れません。
このため、大腸憩室が見つかっても大半の方は問題なく生活を送ることができます。
大腸憩室に問題が起こるのは憩室に炎症が起こった時で、このような状態が続いてしまった時には治療が必要ですが、早期発見の場合は治療としては比較的軽く、薬を使って炎症を抑え症状の軽快を待つ保存療法が行われる事が一般的です。
しかし、あまりにも憩室の炎症を繰り返してしまったり、炎症の結果膿が溜まってしまった場合には外科的な手術が行われることがあります。

このほかにも憩室が内側に反り返ってしまうと腸重積となり、急激にお腹の痛みを感じることがあります。
このような場合には治療が必要になるのですが、非常に稀なことです。
ですが、大腸の憩室が腸の内側に反り返ってしまう腸重積は、症状が悪化してしまうと腸の壊死が起こってしまいます。
腸の壊死は非常に危険な状態で、緊急の手術が必要になることもあるので、大腸憩室を指摘された方で、急激な腹痛に襲われた場合にはすぐに病院に出向いて治療を受けるように心がけましょう。

注意したいのは合併症

大腸憩室をお持ちの方は胆石腹部裂孔ヘルニアという病気を合わせて発症することがあり、注意が必要です。
このような病態を同時に併発してしまった状態をセイントの3徴と良い、注意が必要な合併症として知られています。
胆石は非常に強い痛みを伴うことがあり、一般的にこれらの症状は肥満体の方に多く見られると言われています。
大腸憩室自体の炎症だけでなく、注意が必要な合併症についても注意して定期的に病院で診察を受けるように心がけておきましょう。