「あ!!人が倒れているっ!!」
と街中などで倒れている人を見かけたことはないでしょうか?
そんなときあなたならどうしますか?
あなたの目の前で誰かが突然倒れたり、誰かが倒れているのを発見した場合は、その人の反応を確認し、迅速に対応しましょう。
目次
倒れている人をみかけたら
よびかけに反応がなく、普段通りの息(正常な呼吸)がない人は心停止の可能性があります。
ためらわずに、ただちに心肺蘇生を始め、止まってしまった心臓の代わりに、脳や心臓に血液を送り続ける必要があります。
心肺蘇生は、人工呼吸と胸骨圧迫(心臓マッサージ)の組み合わせが原則ですが、強く、速く、絶え間ない胸骨圧迫がもっとも重要で、胸骨圧迫だけでも実施することが強く勧められます。
反応の確認
誰かが倒れるところを目撃し、倒れているところを発見したら、自分自身の安全を確認したうえで、肩をたたきながら大声で「大丈夫ですか!!」と呼びかけ反応があるかどうか確認します。
119番通報とAEDの手配
倒れている人の反応がなければ「誰か来て!」と大声 で応援を求めて、119番通報を依頼して、AEDがあれば持ってくるようにお願いします。
心肺蘇生の方法等を電話で指示してくれるので、電話をつないだまま指示に従ってください。
呼吸の確認(呼吸がないか普段通りでなければ心停止と判断)
胸とお腹の動きを観察して呼吸を確認します(10秒以内)。
呼吸がないか普段通りでなければ心停止です。
心停止直後には、しゃくりあげるような不規則な呼吸がみられることがあります。
これは心停止のサインであり「呼吸なし」と考えて次に進みます。
呼吸があれば、気道の確保を行います。
胸骨圧迫
できるだけ早く、胸骨圧迫を開始します。
人工呼吸
気道を確保し、人工呼吸2回
倒れている人を仰向きに寝かせて、片手で額を押さえ、もう一方の手であごの先端を持ち上げて、喉の奥を広げ空気を通りやすくします。
空気の通り道を確保した姿勢のままで、吹き込んだ息が漏れないように倒れている人の鼻を額を抑えていた手でつまみます。
自分の口を大きく開き、倒れている人の口をおおって、胸が軽く持ち上がる程度の量を約1秒かけて吹き込みます。
これを2回繰り返します。
胸骨圧迫と人工呼吸の継続
胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組み合わせを絶え間なく続けます。
他に代わってもらえる人がいる場合は、1~2分ごとを目安に、疲れる前に役割を交代します。
心肺蘇生は、救急隊に引き継ぐかAEDの指示があるまで、あるいは倒れている人が動き出すまで続けます。
もし、胸骨圧迫をしすぎて、骨折しても、大丈夫?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、責任を問われることはありません。
救命処置は、基本的に義務のない第三者が他人に対して、傷病者の身体に対する「急迫の危害」を逃れさせるために実施するものであり、悪意または重過失がなければ心肺蘇生の実施者が救急患者から責任を問われることはないとされています。
まとめ
救急車の平均到着時間は8.6分といわれています。心停止から1分ごとに、救命率は7~10%下がります。その間に、あなたに出来ることがあります。
一般市民の方による迅速な救急通報、迅速な救急蘇生(心肺蘇生や気道異物除去等)は、救急隊や医療機関での処置と比べて、心停止患者の救命、社会復帰に、より大きく貢献するといわれています。
8.6分の間にできること、命をつなぐリレーに参加してください。
そして、自分の大切な家族、友人、そして隣人が突然倒れたとき、勇気を持って覚えていることを実施してあげてください。
医師:藤田博崇
時間:9:00~18:00(土曜日営業、木曜日は13:00まで営業、日祝日休診)
入院あり
住所:香川県善通寺市上吉田町4-5-1
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