ぎっくり腰と聞くと身近に思えますが、その対処法や治療について詳しく知っていますか?ぎっくり腰は日常生活で誰にでも起こる可能性があるケガのひとつです。知り合いや家族、または自分が悩んでるという方も多くいらっしゃいませんか?
特に、ぎっくり腰の知識が少ない場合、「症状が長引く」「ぎっくり腰を繰り返す」などといったトラブルを起こすこともあるため、ぎっくり腰について事前に知っておくことが大切です。今回は、ぎっくり腰の基礎知識や原因について解説していきます。
目次
ぎっくり腰ってそもそもなに?
ぎっくり腰とは、急に腰に激しい痛みが出る症状のことを指し、重たい物を持ったときや、洗顔などで腰をかがめたときに起こりやすい症状のことを言います。正式名称は、急性腰痛症です。
しかし、ぎっくり腰になるきっかけが良くわからない場合も多くあります。
突然、腰に痛みが出るぎっくり腰の症状は、腰への注意力が低下している状況で、くしゃみなどの動作によって腰に負荷がかかってしまうことで起こります。また、腰の筋肉の力が低下してしまっていることが原因となっている場合もあります。
ぎっくり腰の原因って?

ぎっくり腰を引き起こす原因については、はっきりとした原因が解明されていません。
ただ、ぎっくり腰を起こす原因となる動作はいくつかあります。
ここでは、ぎっくり腰を引き起こす可能性のある動作について解説していきます。
重い物を持ち上げる
ぎっくり腰を引き起こす要因で多いのが、重い物を持ち上げることです。
重い物を持ち上げるときには、手に持っている荷物などの重さと、立ち上がろうとするときの足の力が、ちょうど腰の辺りで交差します。腰への注意力や腰の筋肉が低下している状態で重い物を持ち上げようとすると、腰への負担が大きくなってしまい、ぎっくり腰を引き起こす原因となります。
くしゃみ
ぎっくり腰を引き起こす原因となるのが、くしゃみです。
くしゃみをするときは、腰への注意力が低下している状態で、くしゃみの動作により、上半身と下半身に急な動作による負荷が加わります。
くしゃみのように急激な動作が起こると、関節などに瞬間的に負荷がかかり、ぎっくり腰を引き起こす原因となります。
お辞儀
ぎっくり腰を引き起こす原因の一つにお辞儀も挙げられます。
人間の上半身は、脊椎のS字カーブによって姿勢が保たれています。お辞儀などの前かがみになる姿勢では、このS字の脊椎と、それを支える筋肉が動きます。しかし、筋力が低下していたり、筋肉が固まってしまっていたりすると、関節を上手に動かすことができず、腰に大きな負荷がかかっていまいます。
このように、腰に負荷がかかる姿勢を、お辞儀のような前かがみになる動作をすることによって、ぎっくり腰を引き起こしてしまいます。
ぎっくり腰は予防できる?
ぎっくり腰の原因について理解したら、予防する方法について知っていきましょう。
ぎっくり腰になってしまうと、日常生活に支障をきたす可能性もあるので、日頃から引き起こさないように予防をすることが大切です。
ここでは、日常の動作のなかで気をつけるべきことを紹介します。
物を拾うとき
ぎっくり腰は、物を拾ったりするときに急激に身体を動かしたり、無理な姿勢をすることが原因となる場合が多くあります。これは、急な動作や無理な姿勢によって腰に多くの負荷がかかってしまうためで、予防するには腰への負担を軽減する必要があります。
物を拾うときには、腰だけを倒して前かがみになったり、力を入れたりするのではなく、必ず膝を曲げて腰の負担を軽くしながら物を拾うようにしましょう。
椅子に座るとき
椅子に座るときは、背中に腰当がつくように深く腰をかけるように心がけましょう。また、座りっぱなしでは腰の筋肉が固まってしまい、ぎっくり腰を引き起こす原因となる場合があります。1時間に1回程度は椅子から立ち上がったり、膝を曲げる運動などを取り入れて、腰などの血流を良くしたり、筋肉を動かしたりするように心がけましょう。
ただし、急に動作を行ったり、無理な運動をしたりしないように注意しましょう。
寝るとき
眠るときはうつ伏せなどの背中や腰に負担のかかる姿勢ではなく、横向きで寝ることを心がけましょう。横向きで寝る場合には、腰や背中を少し丸めるようにして、膝も少し曲げるようにしましょう。このような姿勢をすることで、腰への負担を減らすことができます。
また、朝などは急に起き上がるのではなく、布団のなかで少し腰を動かし、ストレッチを行ってからゆっくりと起き上がるように心がけましょう。
ぎっくり腰になったら「ずっと安静」は間違い?
ぎっくり腰などの腰痛を引き起こすと、安静にすれば治ると思っている人が多いでしょう。
現在では、無理のない範囲で、少しずつ身体を動かすことが、ぎっくり腰などの腰痛の改善に効果的であるという考え方も広まってきました。
ぎっくり腰になってしまった場合には、1~2日程度は安静にしておきましょう。ぎっくり腰になって間もない頃は、椎間板や筋肉が炎症を起こしている場合があり、炎症を抑えることが最優先になるためです。
3日目位からは、無理をしない程度に、少しずつ身体を動かすことを心がけましょう。安静を続けていると、腰痛が慢性化してしまう場合があるからです。
椅子に浅く座って、肩幅に足を広げ、両腕を両足の間に垂らすようにし、上半身をかがめる姿勢を取り、5秒程度その姿勢を保つなどの、腰に負担のあまりかからない運動を少しずつ始めてみましょう。
このような運動をすることによって、腰の筋肉が固まらないようにしましょう。
4日目辺りからは、あまり腰の痛みを感じることがなくなる場合が多く、問題ない程度に、日常生活が送れるようになります。痛みがなければ、腰の炎症が治まっている場合が多いため、軽くストレッチを行ったり、ぎっくり腰を引き起こしてしまった患部を温めたりするなど、血流が良くなるように意識をしましょう。
このように、ぎっくり腰を引き起こしてしまっても、安静にしているだけでなく、無理をしない程度に少しずつ運動を始めることが、腰痛の早期改善に効果的だと言われています。
ぎっくり腰でお悩みならまずは病院に正しい診断を

ぎっくり腰になってしまった場合には、安静にしていれば治ると思い、病院に行かない人もいるでしょう。しかし、自己判断でぎっくり腰が治ったと思い、無理な運動や腰に負荷をかけてしまうと、ぎっくり腰が悪化してしまい、歩行することもままならないような状態になってしまう場合もあります。
ぎっくり腰になってしまったら自己判断をするのではなく、病院に行きましょう。
ぎっくり腰の程度にじて「コルセット」や「注射」などの治療を行い、運動しても良いか、安静にしていたほうが良いかなどきちんとした判断を専門医にしてもらいましょう。医師の診察を受け、適切な治療を行うことで、ぎっくり腰になってしまった場合でも、無理することなく腰の痛みを和らげることができます。また、専門医からの確実な治療法を取り入れたほうが、より早く日常生活をおくることができるでしょう。
ふじた医院のぎっくり腰治療
ぎっくり腰になったときは、病院に行ってから、医師の支持に従って自宅療養を行うことで早期改善が見込めるでしょう。
しっかり知識を身につけることも、ぎっくり腰の予防法のひとつです。
香川県善通寺市にあるふじた医院では、ぎっくり腰の治療を行っています。
隣接しているジムにて、初動負荷トレーニング®によるぎっくり腰の改善も見込めます。
初動負荷トレーニング®は、身体に無理のない範囲で負荷をかけるトレーニングなので、ぎっくり腰の改善には最適です。
ぎっくり腰に悩んでいる人は、ぜひ当院へお越しください。
医師:藤田博崇
時間:9:00~18:00(土曜日営業、木曜日は13:00まで営業、日祝日休診)
入院あり
住所:香川県善通寺市上吉田町4-5-1
電話:0877-62-0555
詳細はご予約完了時にお伝えしております。
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30年以上にわたり、地域医療に根差し、入院、在宅医療も含めてリハビリや手術などの西洋医学だけでなく、整体、マッサージ、鍼灸や漢方等の東洋医学も取り入れるなどあらゆる方法を用いて治療し、症状を改善している病院です。