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デイサービス(通所介護)で働くきっかけになったもの

デイサービス(通所介護)で働くきっかけになったもの

医療法人高樹会 ふじた医院 介護部 介護課長  西岡 舞

 

私が介護職につきたいと思ったきっかけはおばあちゃんです。小さいころから親が仕事で忙しく夏休みや、冬休みなど学校がお休みの時はずっとおばあちゃんのところへ預けられ、当たり前のようにおばあちゃんと一緒に過ごしていました。
おじいちゃんも一緒にいましたが無口な人で断然おばあちゃんの方が大好きでした。
一緒にお買い物に行ったり買い物掃除や洗濯のお手伝いをしたりご飯を作ったり・・・
周りの子は母親とするようなことを私はおばあちゃんと一緒に体験してきました。
お手伝いをする度に「ありがとぉねぇ」と目を細めて笑っているおばあちゃんが大好きでした。
私が成長するにつれておばあちゃんはどんどん小さくなっているように感じました。

いつしか身長もおばあちゃんを抜き私も学校を卒業し、だんだんとおばあちゃんの家へ行く回数が減ってきました。
年が過ぎ、結婚して子供を産み曾孫を見せたいと思い久々におばあちゃんのところへ行きました。
おじいちゃんは相変わらずの無口で・・・それでも愛おしいものを見る様に優しい表情で抱っこし、あやしてくれました。
おばあちゃんは姿こそ小さくはなったものの変わらない目を細めた笑顔で迎えてくれました。
ただ少し、もの忘れが少しあるなと感じましたが老化のせいだと思いあまり気にも留めていませんでした。「また来るね」と別れ、子育てで忙しい毎日を送っている時にたまたまヘルパー2級(現 介護職員初任者研修)の資格が受講料なしで取得できる講座に出会い、おばあちゃんの役に立てるかも!と思いすぐ申し込みし受講して資格を取得しました。

実際にヘルパーとして働き始めいろんな方々のお宅へ行かせていただきました。掃除や洗濯、食事の手伝いや夜中にオムツ交換へ行ったりもしました。本人様だけでなくご家族様からも「今日もありがとう」と感謝の言葉をたくさんいただきました。

おばあちゃんやおじいちゃんとお話ししていると自分も和やかな気持ちになることができました。ヘルパー先でおばあちゃんに漬物の作り方を教わったこともあります。

ヘルパーとして忙しい日々を送っていた矢先に私は交通事故を起こしました。

事故自体はたいしたことはありませんでしたが、ヘルパーの職を失いました。

 

介護とは無関係な職に就き数年が経った頃、法事があり久々におばあちゃんの所へ行くことになりました。子供も少し大きくなり喜ぶおばあちゃんの顔を想像しながら長い道のりを進みました。そして到着し、そこに待っていたのは想像とはかけ離れたおじいちゃんとおばあちゃんの姿でした。

おじいちゃんは足腰が弱っており歩きかねる状態になっていました。家の廊下には手すりがたくさんついていました。おばあちゃんはもの忘れがひどくなっており、曾孫の事を忘れていました。曾孫を私の妹だと勘違いし、妹の事は私の友人だと思い込んでいました。

話を聞いていると何度も同じことを言い昔話をよくしてくれました。

壁にはおばあちゃんが書いたと思われる新年の抱負や写真入りの誕生日カードが飾ってありました。何かと思いみてみると「デイサービス」の名前が書かれていました。

いつの間にかおばあちゃんも介護認定を受け近くのデイサービスに通っていたのです。

ヘルパーさんにも来てもらっているということでした。

 

私は自分がやりたい仕事はこれでいいのかと考えるようになりました。何の変哲もなくただ毎日同じことを繰り返すだけでやりがいも感じられない・・・

そんな折ふじた医院の求職を見つけ面接を経て再び介護の職へと戻ってくる事となりました。

デイサービス・・・そもそもデイサービスってどんな事をするのだろうっていうところから始まりました。関わりや支援の難しさを感じるところがたくさんあってうまく出来ない自分に落ち込むことがあります。しかし、ご利用者様からの「ふじたの職員がとてもよくしてくれるからふじたに行くのがとても楽しみやわ」「いつもありがとう」といった言葉や笑顔が大きな支えになり、もっと頑張ろうという気持ちになります。大変だと思うところもありますが、それ以上に人と関わる楽しさを感じられるのがデイサービスの最大の魅力だと思います。

家庭と仕事との両立の難しさを実感する時もありますが、人生の大先輩方の歩んでこられた歴史に比べたら自分はまだまだ未熟だと感じます。そんな方々のお手伝いが出来る事は大変嬉しい事です。様々な性格・経歴をお持ちの方とふれあえたり、行事や外出で季節を味わえたりする事は、この仕事をしているからからこそではないでしょうか?

これからもっともっと経験を積み、ご利用者様と過ごす時間を大切にしていきたいと思っています。