気管支炎は正しい治療を行わないとなかなか治らない病気です。
症状などが類似している主な病気として、風邪などが挙げられます。ただの風邪だと思っていたら、気管支炎だったということも珍しくありません。また、気管支炎の発症を気が付かないうちにしていたら、身体を危険な状態にしてしまいます。
今回は、気管支炎の症状や原因、予防法などについて詳しく解説していきます。
また、香川県善通寺にあるふじた医院では、気管支炎の治療を行っています。
「風邪と似たような症状でなかなか治らない。気管支炎かもしれない。」という方は、ぜひ当院へお越しください。
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目次
気管支炎って何?
気管支炎は、ウイルスなどにより気管支が炎症を起こしてしまう病気で、急性と慢性の2種類があります。
風邪のような症状が気管支に特化した病気で、風邪だと思って放置しておくと重い病気に繋がりかねない危険な病気です。
気管支炎の原因
気管支炎の原因は、主にウイルスや細菌の2つになります。
急性と慢性で原因は変わってくるので、それぞれに分けて解説します。
急性気管支炎の原因
急性気管支炎の主な原因の90%はウイルスや細菌によるものとなっており、インフルエンザウイルス、百日咳菌、肺炎球菌などが挙げられます。
これらのウイルスや細菌が気管支に感染し、気道上皮の壊死や崩落が起こり、気道が狭められてしまうと発症するといわれています。
稀ではありますが、ウイルスに感染した後に細菌にも感染してしまうケースがあるので注意しましょう。
慢性気管支炎の原因
慢性気管支炎は急性気管支炎とは異なり、ウイルスや細菌により引き起こされるものではありません。
慢性気管支炎のはっきりとした原因は明らかにされてはいませんが、喫煙や大気汚染が主な原因ではないかとされています。
慢性気管支炎に類似している病気として、気管支拡張症、肺結核などの肺や気管支の病気や、耳鼻科的な病気が挙げられます。
これらの病気に当てはまる場合は慢性気管支炎と診断されません。
慢性気管支炎はウイルスや細菌の感染を伴うこともあります。
この場合は急性気管支炎とせずに気道感染といいます。
気管支炎の症状
気管支炎の症状は、原因と同じく急性と慢性で若干変わってきます。
さっそく、それぞれに分けて詳しく解説していきます。
急性気管支炎の症状
急性気管支炎の主な症状として比較的高い発熱や咳、痰などの風邪のような症状が挙げられます。
背中の痛みやこわばり、肩凝り、筋肉痛や関節痛も伴うでしょう。
また、稀に嘔吐や下痢などの症状もみられます。
マイコプラズマや百日咳などの細菌が原因とされるときは、酷い咳が数日から数週間にわたり継続することもあります。
これらの症状を治療せずに放っておくと肺結核、急性肺炎などの肺の病気や、気管支拡張症、喘息、麻疹、急性扁桃炎などの合併症を引き起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。
慢性気管支炎の症状
慢性気管支炎の主な症状は、痰や咳が少なくとも冬期の3か月以上毎日続き、長いと2年以上継続します。
重症化した場合には身体を軽く動かしただけでも息切れを伴うでしょう。
慢性気管支炎を治療せずに放っておくと、肺炎や肺がん、肺結核などの命に関わる肺の病気へと発展してしまう可能性があります。なかでも肺炎は現在の日本で死亡率の高い病気となっているので、重症化する前に適切な治療を行うことが大切です。
病院での診断について
気管支炎の疑いがある場合は、呼吸器科か内科を受診します。
気管支炎は、主に咳、痰といった症状から診断します。
発熱などの自覚症状が長引く場合は、肺炎の可能性があるかどうか確認する必要があるため、胸部X線画像や胸部のCT検査を行います。
ここからは、急性気管支炎と慢性気管支炎の診断について、それぞれ詳しく解説していきます。
急性気管支炎の診断
急性気管支炎の場合は胸部X線画像などで影などの異常はみられません。
ただ、急性気管支炎に似た症状の肺炎では、胸部X線画像に影などの異常がみられます。
この違いにより気管支炎と肺炎との区別がされています。
慢性気管支炎の診断
慢性気管支炎の場合も胸部X線での検査が行われます。
慢性気管支炎も胸部X線画像では異常がない場合がありますが、初期の段階では肺血管影の不鮮明化がみられることもあります。
症状が進行すると気管支壁の肥厚により軌道にも陰影がみられるようになります。
気管支炎の予防法
気管支炎の予防法は、常日頃から風邪をひかないように意識することが重要となります。
風邪をひかないためには手洗いうがいを習慣的に行い、毎日十分な睡眠と休息を設け、疲労を残さないことが大切です。
また、毎日の食事も栄養のバランスが保たれたものを摂取し、水分補給をこまめに行うなど日頃から免疫力を高めることを心がけましょう。
とくに冬は乾燥しやすい季節で、インフルエンザなどのウイルスに感染しやすくなります。部屋を加湿器などで加湿することや、インフルエンザの予防接種を行うことも予防に繋がるでしょう。
マスクには喉の粘膜の保護や鼻や喉の保温効果があり、着用するだけで手軽に気管支炎を予防できるため、冬は毎日着用するといいでしょう。
気管支炎の対処法
気管支炎が疑われる場合、風邪のときと同様に安静に過ごすことが重要です。
空気の乾燥を避けるため保湿や加湿を十分に行いましょう。
また、痰が絡むために激しい咳が出たり、痰により不快感のある症状に悩まされたりすることが多くなります。
その場合、痰をこまめに出すよう心がけることが大切です。
痰を出やすくするには水分補給が重要となります。
一度にコップ一杯の水分を摂取するよりは10~20分おきに少量の水分をこまめに摂取するといいでしょう。
こまめに水分を摂取することにより、常に気道が潤うため痰が出やすくなります。
ただし、冷たい水分を摂取すると気管支に刺激が強いため、激しい咳が出る原因となってしまいます。
常温またはぬるめの水分を少しずつこまめに摂ることで気管支に刺激を与えず、痰が出やすくなるでしょう。
ほかにも、湯船に浸かると有効です。
一般的に発熱時や倦怠感が強いときの入浴は避けるべきとされています。
しかし、体力があるのであれば湯船に浸かることで浴室の蒸気により痰が出やすくなるという効果も期待できます。
治療と病院で処方される薬について
ウイルス感染が主な原因である気管支炎の場合は病原体に対しての治療薬はありません。
このため、安静にすることや水分栄養補給などが治療の中心です。
ただ、咳が酷い場合は鎮咳剤、痰が酷い場合には去痰剤が使用されます。
また、細菌による気管支炎の場合は、抗菌薬を使用することもあります。
肺炎への発展を防ぐために抗生物質が処方される場合もあるでしょう。
慢性気管支炎の場合、禁煙や転地や転職を行い原因となっている大気汚染や職場汚染から離れる方法や、酸素吸入などが行われることがあります。
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ふじた医院の気管支炎治療
気管支炎は、子供にも多くみられ、大人がかかった場合でも多くの体力を奪われてしまう病気です。
風邪のような症状であっても軽視せず、すぐに病院で診断を受けることをおすすめします。
医師:藤田博崇
時間:9:00~18:00(土曜日営業、木曜日は13:00まで営業、日祝日休診)
入院あり
住所:香川県善通寺市上吉田町4-5-1
電話:0877-62-0555
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30年以上にわたり、地域医療に根差し、入院、在宅医療も含めてリハビリや手術などの西洋医学だけでなく、整体、マッサージ、鍼灸や漢方等の東洋医学も取り入れるなどあらゆる方法を用いて治療し、症状を改善している病院です。