骨折は、子供から高齢者で幅広い年代の方が体験するケガの1つです。
スポーツをしている最中や事故、高齢者の方は転倒やちょっとした力がかかった時などに骨折してしまう方も少なくありません。
しかし、そんな誰にでも起こりうる骨折について、良く知らない方も多いのではないでしょうか。
実際に体験しないとなかなか大きなケガについてはわからないものです。
今回は骨折について詳しく説明していきたいと思います。
香川県善通寺市のふじた医院では、骨折の治療を行っております。
骨折は放っておくと「骨が変形する」「痛くて我慢できない」なおといったトラブルが多きく起きるケガです。
骨折した場所の、異常な腫れや痛みなどといった症状が現れた場合は、速やかに当院へ受診してください。
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電話番号:0877‐62‐0555

目次
骨折の種類
どんな骨折も、「骨折」とひとくくりにされますが、様々な種類が存在するのをご存知ですか?
ここでは、どのような種類の骨折があるか、またどんな特徴が見られるのかわかりやすく説明していきたいと思います。
剥離骨折 | 骨に付着する腱や靭帯などが何らかの力により引っ張られることで、付着部の骨が剥がれてしまう骨折です。
骨が弱い成長期の時期に多く見られるスポーツ障害の1つ。 |
粉砕骨折 | 折れた骨が3つ以上の骨片に分かれている骨折です。多数の非常に小さい骨片に割れることもあります。
激しい運動や交通事故で、外部から強い衝撃が加わることで起きる。 |
若木骨折 | 完全に折れるのではなく、亀裂が入ったり、曲がったりする形で骨折するケガです。
特に、骨の柔らかい子供に多く見られます。 |
嵌入骨折 | 一方の骨片の端が他方の骨片に入り込んでいる骨折です。 |
横骨折 | 骨の長い方を縦にして見た時に、骨折線が横に入っている骨折です。 スポーツ中や仕事中に起きることが多いでしょう。 |
斜骨折 | 骨の長い方を縦にして見た時に、骨折線が斜めに入っている骨折です。 高い場所から飛び降りる、勢いで手をつくなどといったことが原因で起きやすい。 |
分節骨折 | 粉砕骨折の一種で、1つの骨が2箇所以上で折れているものです。 粉砕骨折と同様、骨が成長している時期に多く発生します。 |
らせん骨折 | 骨折がねじれた状態で骨折します。
原因は様々で、野球のボールを投げてらせん骨折を起こす場合もある。 |
隆起骨折 | 通常小児のみに起こる骨折で、骨が折れるというより、隆起しているものです。
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この他にも、様々な骨折が存在します。
基本はこういった種類の骨折が多いです。
スポーツ中や成長が終わっていない骨に負担がかかることで、骨折のリスクは高くなります。
骨粗しょう症による骨折
骨粗しょう症とは、骨の強度が低下して骨折しやすくなる病気です。骨粗しょう症によって骨が脆くなると、つまずいて「手」や「肘」をついたり、「くしゃみをしたりする」などのわずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。
この疾患で骨折しやすい部位は、「背骨」「太ももの付け根」「腕の付け根」といわれており、主に高齢者に多いです。
背骨は、骨粗しょう症でスカスカになった骨が、荷物を持ち上げる、尻もちをつくなどちょっとした力で骨折してしまう「圧迫骨折」が起こりやすいです。背中や腰が曲がる原因となりますが、圧迫骨折が生じても痛みを感じない場合や単なる腰痛と勘違する場合があります。
太ももの付け根は、骨折すると歩行が困難になり、寝たきりになるリスクが高い骨折部位です。 太もも付け根の骨折の多くは転倒が直接の原因となっているため、骨粗しょう症の治療とともに転倒予防も重要になってきます。
また 1箇所骨折すると、その周囲の骨にも負担がかかり、連鎖的に骨折してしまうこともあるため、早期発見・早期治療が大切です。
また、ふじた医院では骨粗しょう症かどうかわかる「骨密度」の検査を行っています。
痛い検査ではなく、気軽に受けることができるので、早期発見・早期治療のためにもぜひ検査することをおすすめします。
骨粗しょう症の詳しい情報はこちら
疲労骨折について
疲労骨折とは、骨の同じ部位に繰り返し小さな力が加わることによって、骨にひびが入ったり、ひびが悪化して骨折に至ったりした状態のことです。
初めは運動時のみ痛みが見られますが、進行すると安静時にも痛みが発生します。
スポーツ選手に生じることが多いのが特徴です。
- 速いスピードやジャンプ、
- 切り返しといった同じ部位に負担がかかる動作、
- 筋力不足、
- 未熟な技術、
- 身体の柔軟性不足や、
- オーバートレーニング、
- 不適切なシューズ、
- たんぱく質やカルシウム・リン・マグネシウムなどのミネラルといった栄養の不足
こういったことが原因で疲労骨折が起こると考えられます。
起こりやすい部位は、脛骨(すね)や中足骨(足の甲)ですが、肋骨、足関節内果(内側くるぶし)、尺骨(腕)などにも起こる厄介な骨折です。
脛骨の疲労骨折は、長距離を走ることが多い選手やジャンプを反復するスポーツ(バレーボール・バスケットボールなど)で多く見られます。
中足骨の疲労骨折は、サッカーやラクビ―、バスケットボールなど素早い動きを要求される競技の選手で多く見られます。
明らかな外傷は無いのに、慢性的な痛みがある時は疲労骨折の可能性を考えてください。
基本的に局所を安静にすることでほとんどが治りますが、難治性では手術が必要な場合もあります。
骨折の正しい応急処置

まず、骨折している場合は、以下のような症状があります。
- 痛みが激しい
- 出血して腫れている
- 変形したり、くぼんだりしている。
- 大腿骨や股関節(股の付け根)の骨折では左右の足の長さが違うこともある
上記のような症状が見られた場合、下記の手順で応急処置を実施しましょう。
ポイントとしては、なるべく骨折部位の安静を保つことです。
【応急処置の手順】
- 折れた骨が飛び出している場合には、清潔なガーゼなどを傷口に厚めにあて、包帯で巻く。この時、骨を無理に戻さないようにする。(傷口が見つからない場合は2から行ってください)
- 副木となる、板や傘、雑誌、新聞紙、毛布、定規などを探す。
- 骨折部の上下の関節と副木を布等で固定する。
- 腕を骨折した場合は、副木を固定後、首から三角巾等をつるして腕を支える。三角巾が無い時は、スカーフや風呂敷、大判のハンカチ、また大きめのレジ袋でも代用可能。
- 固定後は、最も楽な体位にし、腫れを防ぐため、できれば患部を高くする。
これらはあくまでも応急処置ですので、できるだけ早く病院に行きましょう。
骨折の診察、検査
骨折で病院へ来た場合は、医師による「問診」「視診」「触診」などが行われます。
問診では、骨折のきっかけや痛みがいつからあるか等を尋ねられます。
身体診察では、以下の点が調べられます。
- 骨の位置
- 圧痛や腫れの有無
- 骨折部位を動かすことが可能か
- 動かした際にギシギシまたはコリコリなどという音(捻髪音)がしないか
- 骨折部位の上下の関節の動き
- 皮膚の温度や色、脈拍(骨折により血流が障害されていないか)
- しびれの有無や触れた際の感覚の有無(骨折により神経が障害されていないか)
画像検査としては、X線(レントゲン)写真を撮影します。多くの場合、これで診断がつきますが、ひびなどX線写真に写りにくい骨折の場合には、CT検査やMRI検査を実施します。
術後の処置について
骨折の治療の基本は、ずれた骨を元の位置に戻し(整復)、固定することです。
多く使われるのはギブスを使用して骨を固定すること。
ギブスの装着期間は部位や折れ方によって様々ですが、場合によっては数カ月にもなります。この間は、骨折した周りの筋肉を動かすことができないので筋肉の萎縮(筋繊維がやせ細った状態)や関節の拘縮(関節が固まって動きが悪くなる)が起こるでしょう。
また足の骨折では、整復後は骨折側の足に体重をかけられないため、松葉杖を使うことになります。
骨のくっつき具合で、徐々にギブスや松葉杖を外し、弱くなった筋肉を元に戻すリハビリを行います。
しかし、ギブスを使用して骨を戻すことが不可能な骨折、または整復しても元の形を保てないような骨折などは手術が行われます。
手術では、骨の固定に金属のピン、ワイヤー、スクリュー、プレート、ロッド(棒)などの金属を用います。
骨が固定した後これらの金属は、海外の場合そのままにしていることも多いですが、日本では抜くことが一般的です。
早期復帰のためのリハビリ

骨折のリハビリでは、腫れがひいたら(早い場合は手術の翌日から)、まず骨折部位周辺を動かすことから始めます。骨折の箇所によってリハビリ方法はかわってきます。
例えば手首近くの骨折では、指を曲げ伸ばしたり、肩を回す運動を行ったりします。
腰の骨の骨折では、手足の運動から始めます。そして徐々に負傷部位や周辺の筋肉の筋力トレーニングや、実際の日常動作などの練習を行っていきます。
骨折のリハビリで重要なのは、整復後できるかぎり早く動かすということです。というのも、関節や筋肉は数日動かさないだけでも、萎縮や拘縮が始まってしまうからです。安静にしていれば治ると思って放置していると、症状がどんどん悪化するだけでなく、周りの筋肉や関節にも悪影響を及ぼす可能性がありますので、できるだけ早く病院で治療を受けましょう。
ふじた医院のリハビリについて
ふじた医院には、リハビリを専門に扱うリハビリステーション科があります。
同じ病院内に存在しているため、整形外科の先生と症状を相談しながらリハビリのスケジュールを決めることができます。
リハビリと聞くと少しハードなイメージを持っている方もいらっしゃるかと思いますが、当院では高齢者の方でも簡単に行える「初動負荷トレーニング」という方法で、身体に合わせてリハビリを行っていきます。
リハビリの詳しい内容はこちら
骨折の可能性がある方はふじた医院へ
骨折は、非常に痛く我慢できないことがほとんどです。
放っておくと、「しびれ」「腫れ」がひどくなる場合があります。また、変な折れ方をしていると水が溜まったり、骨が曲がったまま繋がったりと、ひどい症状になることが考えられます。
- 骨折に心当たりがある
- 目で見て明らかに腫れている
- 痛くて動かすことができない
この3つのうちどれか1つでも当てはまったら当院へご相談ください。
香川県善通寺市のふじた医院では、経験豊富な医師による「骨折」の診断はもちろん、リハビリを行い完治まで導いていきます。
骨折をした方はもちろん、過去に骨折をしたけど後遺症に悩んでいる方などの受診も承っております。
ひどい状態になる前に、ぜひふじた医院へお越しください。
医師:藤田博崇
時間:8:30~18:00(土曜日営業、木曜日は13:00まで営業、日祝日休診)
入院あり
住所:香川県善通寺市上吉田町4-5-1
電話:0877-62-0555
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30年以上にわたり、地域医療に根差し、入院、在宅医療も含めてリハビリや手術などの西洋医学だけでなく、整体、マッサージ、鍼灸や漢方等の東洋医学も取り入れるなどあらゆる方法を用いて治療し、症状を改善している病院です。