物忘れってお年寄りがなるイメージな人もいるかも知れませんが、そうとは限りません。
物忘れは、老若男女誰にでもあり得ることだってご存知でしたか?また、若い方でも物忘れで悩んでいる方、いらっしゃると思います。物忘れは仕方がないことですが、あまり生活に支障がでると心配になりますよね。
実は、物忘れは予防が出来ることを知っていましたか?
今回は物忘れの予防術と題して、物忘れに効果的な方法をお伝えしていきます。
目次
物忘れ予防に効果的な食べ物
物忘れがひどいと感じた時は、まず食べ物から見直す必要があります。
なぜ食べ物?と感じる方もいると思いますが、物忘れと食べ物は大きく関係しています。
その理由として、物忘れの原因は「抗酸化物質」や「ミネラル」不足、また脂肪の取りすぎが原因していることが近年の研究で分かってきたそうです。物忘れを予防するためにまずは、記憶を司る脳に栄養を与えてあげましょう。以下の食べ物を接近的に取ると効果的です。
青魚
青魚には脳の働きを活性化させるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれています。DHAは脳の神経細胞に多く含まれる成分で、EPAは血液サラサラ効果があるそう。これらは、悪玉コレステロールを減らして血行を良くしてくれる不飽和脂肪酸が多く含まれているそうです。魚の脂部分に多く含まれているので、食べるなら刺身で食べると良いです。焼き魚でも大丈夫ですが、その際は脂を落とさないように、しっかりと焼いて召し上がってください。
野菜や果物
野菜や果物には脳の酸化を防ぐ抗酸化物質が沢山含まれています。ポリフェノール、ビタミンC、ビタミンEは酸化から身体を守る役割があります。積極的に取り入れたい栄養素です。
その中でもトマトはポリフェノールの一種であるリコピンが豊富に含まれています。おすすめの調理方法は加熱をすること。加熱するとトマトは量を多く食べられます。また、オリーブオイルで炒めると、リコピンの補給力が高まるでしょう。パスタで食べると美味しく召し上がれますね。
また、トマトだけでなく緑黄色野菜と呼ばれる野菜には、先程のビタミンC、 Eが豊富に含まれているので積極的に摂取しましょう。
物忘れ予防に効果的なトレーニング
物忘れの原因として、もう一つ挙げられるのが、脳の衰えです。脳も働かなければ衰えてしまうって知っていましたか?
筋肉も筋トレを続けなければ、衰えるのと一緒で脳も動かさないと、どんどん衰えます。
物忘れを防ぐには、ある程度脳にもトレーニングが必要になってきます。
ここでは簡単に行えるトレーニングを紹介していきます。
睡眠時間の確保
一見トレーニングじゃなくて「ただ寝るだけではないか……」と思われる方もいると思います。しかし、忙しい毎日を送っている方は睡眠時間が少なくなっていませんか?
脳は寝ている間に、その日あった出来事を記憶として処理しています。記憶をしっかり脳にインプットさせるためにも、6時間半から7時間半の睡眠は必要です。
ウォーキングをする
有酸素運動をすると、脳への血流が良くなります。特に、脳の記憶を司る「海馬」は、血液量が多い場所なので、血液量が少なくなれば老化も進んで物忘れの原因になります。
ウォーキングをすることで、心と身体のリフレッシュにもなるので日常的に取り入れていきましょう。また、日光を浴びるとビタミンDが身体の中で合成するのを促します。日光も定期的にしっかりと浴びることが大切です。
楽しもう!物忘れ予防のための脳トレゲーム

脳にもトレーニングが必要ということは説明してきましたが、ここからは楽しくゲーム感覚でトレーニングを行いましょう。
楽しく行いながら、尚且つ脳のトレーニングにも効果がある方法があれば、無理なく行えますよね。
パズル
脳全体を使いながら、完成させていくパズルは脳のトレーニングにおすすめです。どこに何をどうはめるか、考えながら行うパズルは脳の活性化にも繋がります。
ジグソーパズルは脳の大部分、前頭葉を沢山使い、また手や指を動かすことで脳に刺激を与えます。完成した絵を想像すると、楽しみながら目標を持って脳のトレーニングが出来ますよね。
計算をする
これは数字があればすぐ出来ますよね。認知機能の一つは、計算する力です。これも使わなければ衰えてしまいます。
簡単な方法は、スーパーやコンビニなどでお買い物をする時に、レジに映る商品の値段を計算してみてください。合計の金額も最後には確認出来るので、脳のトレーニングになります。
合わすことが大事ではなく、考えて計算することが大事なので、気負いせず出来ますね。
麻雀、囲碁、将棋、オセロ
こういった本当にゲームも、実は脳のトレーニングになります。
考えたり、計算したり、覚えたり、指先を動かしたり、そういったことが脳のトレーニングになるのであれば、こういったゲームも効果的です。
物忘れ予防にサプリメントってどうなの?

最近では、サプリメントも発売されていますよね。サプリメントのいいところは、手軽に飲めるというところ。
しかし、実際サプリメントは本当にいいのでしょうか?サプリメントについて詳しく見ていきましょう。
まず、薬とサプリメントの違いについて簡単にご説明致します。薬は医師が診断をし、きちんと処方されるものであり、副作用に注意が必要です。
それに対してサプリメントとは薬ではなく健康食品。こちらは、実験などの結果がない、つまり明確な効果があるといいきれないのです。そのため、サプリメントを飲めば、治るというのはありません。
あくまでも、サプリメントは「予防するのを補助しますよ。」ということを覚えておいてください。
また、サプリメント一袋の値段がけっこう高価です。これを毎月となると、家計にもダメージがくるのではないでしょうか。
サプリメントは、あくまで健康食品、栄養補助食品であって薬ではありません。治る根拠がないのに沢山買うのはもったいないです。
そして、先程述べたように、栄養補助食品ということは、普段の食べ物からでもサプリメントの効果がある栄養を補えるのです。青魚や、野菜、果物を積極的に取ると、脳にいいのはお話しました。
食べ物を見直すだけでも、サプリメントを買うお金が浮きますよね。
ただ、サプリメントにもいいところがあり、普段取れない時のサポーターになるということです。忙しくて食事をしっかり食べられない方は、サプリメントから栄養を摂取するのも一つの手です。
物忘れに気づいたらふじた医院へ
物忘れについて食事の観点からトレーニング方法まで予防方法をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
すぐに実践出来る簡単なことばかりでしたね。普段の生活を見直して、脳を使うこと、これが物忘れを予防する鍵になります。
そして、予防よりも物忘れを克服するには、一番大切なことがあります。
それは、自分自身の物忘れに気が付くことです。
少し忘れっぽくなっただけで、まだ大丈夫。思い出せなくなったけど、いつか思い出すし、忘れたわけではない、と思っていませんか?多くの人が自分の物忘れを軽度にみがちです。
そして、その重大さに気づいた時には大きな病気になっていたということもあり得ます。
物忘れはトレーニングすることで改善出来ますが、まずは自分の物忘れの状況がひどいのか、ひどくないのか見つめなおしてみてください。
香川県内にあるふじた医院では、物忘れを専門に扱う「物忘れ外来」で治療を行っております。専門医師のもと物忘れを改善させることが出来るでしょう。
たかが物忘れと思われますが、実は大きな病気が隠されていることがあるので、早めの治療を行うことをおすすめします。
物忘れについての詳しい記事はこちら
医師:藤田博崇
時間:9:00~18:00(土曜日営業、木曜日は13:00まで営業、日祝日休診)
入院あり
住所:香川県善通寺市上吉田町4-5-1
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30年以上にわたり、地域医療に根差し、入院、在宅医療も含めてリハビリや手術などの西洋医学だけでなく、整体、マッサージ、鍼灸や漢方等の東洋医学も取り入れるなどあらゆる方法を用いて治療し、症状を改善している病院です。