脳梗塞は、「がん」や「心臓病」に次いで日本における死因の第3位となっている病気です。
誰にでも起こりうる恐ろしい病気ですが、前兆の症状を知っておくことで予防ができる病気です。
そのため、発症後であっても素早く対処を行えば大きな後遺症につながるリスクを減らすことができます。
今回は、脳梗塞が心配な人に向けて、脳梗塞に関する詳しい情報を解説していきます。
また、香川県内または近隣にお住まいの方で脳梗塞の症状でないか? と心配という方は、ふじた医院までお問い合ください。
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目次
脳梗塞とは?
脳梗塞とは、血液中の成分である血小板が固まることによってできる血栓が脳の血管にできることで血管が詰まってしまい、脳に酸素が行き渡らなくなってしまう病気です。
ほかにも、一時的に脳の血管が詰まってしまうなどの原因から脳梗塞と同様な症状が一時的に出現することを一過性脳虚血発作(TIA)といいます。
こういった症状が起こると、脳の細胞に酸素を運ぶ血液が届かなくなり、脳の細胞が死んでしまうことが大きな特徴で、脳卒中といわれる脳の病気のなかでも脳梗塞は最も死亡率が高く発症率は年々増加しています。
麻痺、言語障害、痴呆などの重い後遺症が残ることもありますが、予防が可能なので対処法を知っておけば後遺症を残すことなく治療ができるでしょう。
脳梗塞が起こる原因としては高血圧、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症)、肥満などの生活流看病や喫煙などが挙げられます。
不整脈などの心臓病にかかっている場合は、心臓にできた血栓が脳に流れてきて脳の血管を詰まらせることもあります。
動脈硬化が悪化しやすい50歳代以降では発症のリスクは高くなっていきますが、45歳以下の若い世代に起こる若年性脳梗塞もあるので、どの年代であっても注意しておくことが重要でしょう。
また、若年性脳梗塞は一般的な脳梗塞とは原因が異なり、抗リン脂質抗体症候群や奇異性脳塞栓症といった血栓ができやすくなる病気にかかることで発症しやすくなります。
脳梗塞の種類
脳梗塞にはラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症の3種類があります。
さっそく、3つの脳梗塞に関する情報を見ていきましょう。
ラクナ梗塞
ラクナ梗塞とは、脳の中にある太い血管から枝分かれしていった細い血管が次第に細くなっていき最終的に詰まってしまうタイプの脳梗塞です。
日本人に最も多いタイプの脳梗塞で主に高血圧によって極端に血管の壁が厚くなった動脈が原因で発症します。
ラクナ高速を発症する原因としては、高血圧が挙げられます。
ラクナ梗塞を繰り返し発症すると、血管性痴呆やパーキンソン症候群などを併発させる危険性が高くなるので注意しましょう。
アテローム血栓性脳梗塞
アテローム血栓性脳梗塞は、アテローム硬化と呼ばれる動脈硬化によって首の頸動脈と椎骨や、脳の表面を走っている大きな動脈血管に血栓ができてしまい詰まってしまうタイプの脳梗塞です。
動脈硬化で動脈が狭くなるにはかなりの期間がかかるため発症までには時間がかかります。
高血圧、高脂血症、糖尿病など生活習慣病が大きな原因とされています。
心原性脳梗塞症
心原性脳塞栓症とは、心臓病などにより心臓にできてしまった血栓がはがれ、血流によって脳まで運ばれてしまい最終的に脳の太い血管を詰まらせてしまうタイプの脳梗塞です。
不整脈の一つである心房細動が主な原因とされています。
心原性脳梗塞症は急に発症することが多い病気で、麻痺や意識障害などの症状も見られ、最悪の場合死に至ります。
脳梗塞の症状
脳梗塞の症状には以下のようなものがあります。
- ・体の全身または右側だけ左側だけといった片側で突然手足が痺れだしたり、脱力感を感じるようになる。
- ・顔面に麻痺が起こって引きつったように感じる。自覚症状がない場合でも普段顔を合わせている家族や知人友人などが見ればわかる程度に表情が違って見えます。
- ・急にろれつが回らなくなる。舌が絡まって言いたいことが言葉として発することができなくなったり、言葉の語尾が抜けてしまう。
- ・片目もしくは両目とも急に見えない、視野が狭くなったように感じ半分ほどが見えにくくなる。
- ・めまいや激しい頭痛が起きて歩くこともできなくなる。
- こういった症状は短くて数分、長くても30分程度で症状が治まってしまう場合があります。
すぐに症状が治まってしまうことを一過性脳虚血発作といい、発作が起こった人の約5%から20%の人に脳梗塞が発症すると言われています。
脳梗塞になる半数の人は、一過性脳虚血発作が起きてから48時間以内に発症し、約三割の人が3ヶ月以内に発症するといわれています。
一過性脳虚血発作などの症状は自覚することができるので、脳梗塞の可能性を感じた場合はすぐに救急車を呼ぶ、病院に受診し詳しく検査を行いましょう。
脳梗塞の治療やリハビリ
脳梗塞の治療方法にはさまざまなものがあり、主な治療方法は投薬による薬物治療が中心でしょう。
薬物治療では「血栓溶解療法」、「抗血小板療法」、「抗凝固療法」、「脳保護療法」などが行なわれます。
では、それぞれの治療法にはどのような効果があるのかを解説していきます。
血栓溶解療法
血栓溶解療法とは血管に詰まった血栓を溶かして血流を回復させます。発症後4~5時間以内で行えば、大きな回復を見込めるでしょう。
抗血小板療法
抗血小板療法とは血小板の動きを抑え血栓ができにくい状態にすることで症状の悪化と再発を防ぎます。
抗凝固療法
抗凝固療法とは血液を固まりにくくすることで心臓や血管内での血栓の発生を防いでくれます。
脳保護療法
脳保護療法とは脳構想が発症した時に発生する有害物質を取り除き、脳細胞を壊死から守る薬を投薬する方法です。
このように脳梗塞の治療法には、薬物治療だけで多くの種類があります。
薬物治療だけでなく、リハビリテーションも発症後から早期に始めることが重要とされています。
リハビリテーションを行う理由は、歩行練習など日常生活動作の訓練を行うことで後遺症である運動麻痺を和らげるためです。
また、運動によるリハビリテーションだけでなく、頭蓋骨や手足に微弱な電流を流し刺激を与えることで運動能力を回復させるリハビリもあります。
さらに、CI療法と呼ばれるリハビリでは、手を使う頻度や質を向上することを目的に動作の難易度を調整しながら練習することで身体の機能回復を図ります。
ふじた医院の脳卒中外来
最悪の場合は命を失いかねない脳梗塞。
発症しないためには、血管にできた血栓を早期発見することが重要です。
ふじた医院には、医学療法士や管理栄養士など経験豊富なスタッフが常駐しているので、脳梗塞の予防・発見・治療まで適切に行うことができます。
香川県に住んでいて、脳梗塞の可能性があると感じている人は、ぜひ善通寺市にあるふじた医院で診断を受けてください。
医師:藤田博崇
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