ストレス社会といわれる現代は、昔はあまり耳にすることのなかった「うつ病」「自律神経失調症」などといった疾患がとても多くなりました。
「パニック障害」という精神疾患も、近年になって知られるようになった病気のひとつです。このような精神疾患は、偏見も多く病気に対する理解もあまり浸透していないのが現状で、今なお多くの方が症状に苦しんでいます。
パニック障害はうつ状態になる恐れもあり、日常生活に支障をきたしてしまう病気なので、早期治療が大切です。
香川県善通寺市の病院ふじた医院では、パニック障害の相談・治療を受け付けています。「パニック障害かも?」「精神病はどこの病院に行けばいいかわからない」といった方は一度ご相談ください。
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目次
パニック障害ってどんな病気?
パニック障害というのは、突然自分に襲い掛かる強い不安や恐怖をともなった「パニック発作」が起きる疾患です。コントロールできないほどの精神的な動揺が強いですが、それ以外にも
- めまい
- ふらつき
- 強い動悸
- 発汗・頻脈
- 震え・息苦しさ
- 胸部の痛み
- 吐き気・しびれ
などの身体的症状が同時に起こります。
発作が続く時間は10分~20分程度が一般的ですが、人によってはもう少し長い場合もあります。
発作は大きな負担をともなうため、一度起こるとその恐怖におののく人が多く、パニック障害の症状がきっかけで、2次的被害である「予期不安」が起こるようになります。
これらの症状が何度も繰り返されることで、生活スタイルが一変し、行動がどんどん狭くなって、引きこもりのような状態に陥る人もいるとても怖い病気なのです。
パニック障害の主な原因
パニック障害を引き起こす確かな原因は、いまだに正しく解明されていません。
しかし、最近の研究で「生活環境によるもの」「脳内が原因のもの」と2つ原因があることがわかりました。
生活環境
一般的に原因が考えられているのは、強い恐怖や危険をともなった場面に遭遇したことでパニックに陥ったことがきっかけで発症するといわれています。
ただし、こういった不安や恐怖心が必ずしも発症原因ではなく、普段の生活でいくつかの要因が重なることで引き起こされるとも考えられています。
パニック障害を起こす可能性のある要因をいくつかまとめてみました。
- 過度のストレス
- 睡眠不足
- 過労
- 炎天下でのスポーツ
- 強いプレッシャーや緊張感
- 徹夜続きの生活
- アルコール依存
- カフェイン中毒
- 風邪などの病気
- 虐待・人との別れ・遺伝
- など
これらが大きな負担となり、パニック障害に繋がっていくでしょう。
しかし、こういったことに当てはまる人が全員パニック障害を起ことも考えられません。
なぜなら、パニック障害はパニック障害には、その人の性格が一番に関係するでしょう。真面目な人、心配症の人、その中でも特に「女性」「若年層」発症しやすいと考えられています。また、一親等にパニック障害の方がいる場合も症状を引き起こす原因となります。
脳内が原因
パニック障害は、気持ちの問題だと考えられていましたが、最近の研究で脳内にも問題があることがわかりました。
通常であれば、脳内ではセロトニンという物質が、不安をコントロールしており精神状態を保ってくれています。
しかしパニック障害を引き起こすと、このセロトニンの分泌が過剰に分泌されて、その影響で強い不安を長く感じるのではないかと考えられています。簡単にいえば、脳内が誤作動を起こしてパニック障害を発症させているということです。
生活環境が原因でも脳内が原因でも、しっかりと治療を行うことで、パニック障害の症状を緩和させることができます。
パニック障害の主な症状
パニック障害の一番主な症状は、突然起こる「パニック発作」と呼ばれる症状です。周囲の人がどうにもならないほどの強いパニック状態に陥り、興奮状態が続きます。起こった本人にも確かな原因はわからないことが多く、知らず知らずのうちに積み重なったストレスなどの精神的・肉体的ダメージによって、極限状態に陥った時に起こるものと考えられます。
パニック発作は、一度起こると度々起こるようになり、それに対する恐怖感からさらに症状が悪化していきます。そして今度は再び起こるパニックに対する不安が強くなり、「予期不安」という新たな症状が現れます。
予期不安とは、常にパニック発作に襲われるかもしれないという恐怖感がつきまとうことで、心が常に不安定な状態になることです。日常生活もままならないほどの恐怖があり、より精神的に追い詰められていきます。
さらに症状が悪化してくると、今度は人前に出たりするだけで不安が強くなり、逃げ場のない恐怖にかられる「広場恐怖」という症状が現れます。広場恐怖とは、公共交通機関や人が多く集まる場所・映画館などの閉ざされた場所に行くことができなくなる心の病気です。
こうなると行動範囲がどんどん制限されていくため、外に出ることもしなくなって引きこもりがちになっていきます。
パニック障害の残遺症状について
パニック障害には残遺症状があり、症状が徐々に緩和していく頃に現れます。
こういった症状を「パニック発作」といい、パニック障害よりは軽い症状なので、その症状自体が、パニック障害の残遺症状と気づかない人も多いです。
主な症状としては、
- 頭痛
- 動機
- 肩や首のこり
- 常につきまとう恐怖感
- 息苦しさ
- 発汗
- めまい
- 寒気
- ほてり
- 吐き気
- しびれ
などが挙げられます。
こうした辛い症状が長引くことで、今度は自律神経のバランスが崩れたり、統合失調症や心気症・対人恐怖症などを引き起こしたりすることもあります。このような残遺症状は、パニック障害を克服したと思えるような何年後かに発症しやすいため、本人に降りかかる負担がとても大きくなります。またこれらは見た目にわかる身体的疾患をともなわないことも多く、周囲の人にわかりづらいという特徴があります。
理解してもらえないつらさに耐えかね、うつ状態になる人も多くとても厄介な症状といえるでしょう。治療には信頼できる医師の存在が不可欠です。
パニック障害は薬で治療できるの?病院での診療について
パニック障害は薬で治療を行うことができます。
この病気を治療するためには、それに適した専門的な臨床経験を持つ医師を見つけることが重要です。
その中でも、自分自身に親身になって話を聞いてくれるような医師が好ましいでしょう。
医師の指導のもとで薬物療法を行うのが一般的です。使われる薬はうつ病などの治療にも用いられるもので、自身に合うかどうかは治療の経過を見ながら進めていくことになります。また薬物療法と併用して、精神的治療を行う場合もあります。不安や恐怖を取り除き、リラックスした状態を作りながら、少しずつ症状を緩和していきます。
残遺症状も、すべてはパニック障害から引き起こされたものですから、医師の治療を受ける際にはこれまでにあった経過をしっかりと伝えることが大切です。それによって使われる薬やそれ以外の治療も異なりますので、まずは正しい知識を持つことが求められます。
また自分一人で乗り越えることはとても難しく、支えてくれる家族などの協力を仰ぐことで、早期の治療に繋がります。
ふじた医院のパニック障害治療
パニック障害は誰にでも起こる可能性のある病気です。
ストレスの抱え過ぎは絶対に良くありません。
最近寝つきが悪い、体調が悪い日が多いといった症状が身体に現れたら、早めに休息をとることを心がけましょう。
また、パニック障害は薬物療法が効果を発揮しやすい障害です。
パニック障害の症状で困っているけど、病院には行けていないという方は、この機会にぜひふじた医院へお越しください。
当院には経験豊富な医師が多く在籍します。1つ1つ不安をなくしていき、一緒にパニック障害を克服していきましょう。
医師:藤田博崇
時間:9:00~18:00(土曜日営業、木曜日は13:00まで営業、日祝日休診)
入院あり
住所:香川県善通寺市上吉田町4-5-1
電話:0877-62-0555
詳細はご予約完了時にお伝えしております。
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30年以上にわたり、地域医療に根差し、入院、在宅医療も含めてリハビリや手術などの西洋医学だけでなく、整体、マッサージ、鍼灸や漢方等の東洋医学も取り入れるなどあらゆる方法を用いて治療し、症状を改善している病院です。